スキー合宿(その①)

この冬は暖冬の影響をうけ各スキー場でも雪不足によりゲレンデの一部が閉鎖され、開催も危ぶまれまれていましたが、子供たちの願いが通じ 2024年2月3日~4日に福島県猪苗代町にある猪苗代スキー場で毎年恒例のスキー合宿を行うことができました。

合宿1日目

日も明けぬ早朝5:30に 眠い目をこすりながら参加者(子供たち、保護者、指導員)が次から次へと学童クラブへ到着。到着した者から荷物を(豪華な)バスに載せ席に着席していきました。

6時前には参加者全員が集合し終え、いよいよ出発!

(Go!Go!)

子供たちを乗せたバスは、日立南太田ICから高速道路に入り、途中のパーキングエリアで休憩をとり、猪苗代ICまでひとっ飛び。バスの中では、子供たちはあくびをしつつも隣席同士でじゃれあっていました。

バスが猪苗代ICを下りると、目前に目的地である猪苗代スキー場が見えてきました。例年ならば周囲の景色(路肩の田んぼ)は一面雪景色なのだが、今回は雪がほとんど積もっておらず、枯草ばかりが目に入りスキー場は大丈夫かなぁ?と心配したほどでした。

いよいよスキー場にとうちゃこ!さっそくバスから荷物をおろしたり、一部の参加者はスキー板をレンタルしたり、団体リフト券を購入したりとあわただしく準備を始めました。

準備がひととおり終わると、全員集合し、準備体操の開始!指導員さんの号令で、グループ毎に整列した子供たちは手足を伸ばしたり体を回したり…普段から慣れていないスキーブーツを履いての体操なので、体操中にバランスをくずし転ぶ子供もいましたが、みな一生懸命に体を動かしていました。

レッツ・スキー!

今回のスキー合宿では、子供たちのスキル(学年)に応じてAグループ~Dグループ及びバンビグループの5グループに分かれて指導員さんのもとゲレンデを滑りました。

Aグループは6年生中心のグループでスキー板を装着し、すぐに山頂に向かうべくリフトに乗り込みました。山頂は標高が高いため、一部のコースが閉鎖になるほど雪が少ないゲレンデにあってもっとも状態が良いコースなのですが、斜度が急なため上級コースに設定されているのですが、Aグループはそんなものはお構いなし(恐れを知らず)に滑っていました。

Bグループは5年生中心のグループで、こちらもAグループ同様にスキー板を装着し、すぐにリフトへGo!中級コースへ向かい、数本滑り体を慣らしてから、急斜面コースに挑みました。

Cグループは3年生中心のグループで、新型コロナの影響もあり、今回の合宿が2回目です。しかし、子供たちは果敢に斜面へ挑んだこともあり、指導員や保護者もびっくりするくらい上達が早かった。

Dグループは1年生中心のグループで、今回が初めてのスキーという子もいました。滑り始めたころは、まるで生まれたての子牛のように前に進むのもやっとでしたが、指導員さんの手厚い指導によりたどたどしくもゲレンデを自走するまでに上達することができました。

最後に、バンビグループは雪遊びを中心に、徐々にスキーに慣れていくことを目標に楽しんでいました。

各グループとも雪不足により制限されたゲレンデにおいて同じコースを何度も何度も繰り返し滑っていました。いろいろなコースを滑ることはできなかったので楽しさは半減しましたが、その半面、同じコースを繰り返し滑るなかで滑り方(技術)の練習に時間を割くことができたため、結果的に上達速度は例年以上に早かったかなぁ…(もちろん、指導員さんの丁寧な指導のおかげですが…)

グループ毎にお昼休みをとり、午後もたくさんゲレンデを滑ることができました。

(山頂付近からの景色-奥に見えるのは猪苗代湖)

合宿所(国立磐梯青少年交流の家)にて

スキー場を後にし今夜の宿泊先である国立磐梯青少年交流の家に向かいました。バスで敷地内に入った途端に、参加経験年数が多い大人から「えっ!」とか「おぉ!」という声が聞こえてきました。その理由は、施設の周囲に雪がない(見られない)からでした。

このブログの筆者は今回が2回目の参加なのですが、昨年は施設の前にある広場は雪一面で、広場にバスケットボールやドッチボールのコートがあったとは知る由もありませんでしたが、今年はこれらのコートがはっきりとみえるくらいに雪がありませんでした。(この光景は、本来は春先頃の風景だろうなぁ…)

合宿所にはいり、入所後のオリエンテーション(施設規則の確認)を済ませたのち、宿泊グループ(部屋割り)毎に入室しました。同じフロアーには、日立市から来た団体さんも宿泊していました。

地下1Fにある食堂で夕食を済ませた後、施設の体育館でレクリエーションを行いました。レクリエーションは、子供たち全員(年中さん、小学1年生~6年生、中学生~大学生のOB)で、お菓子争奪杯 パスパスボールを行いました。このゲームは、夏休み中に開催された県北学童クラブ交流会で行ったもので、ドリブル禁止のバスケットボールのようなゲームでした。年中さんや、小学低学年の子どもたちにはルールが少し難しかったようで、ボールを持った子供の周りに、まるでエサを求めるコイのように群がり、ボールを次の人に廻す(パス)ことができていませんでした。(この光景を見た大人たちは、大爆笑!)

ひと汗かいた後に、全員でお風呂に入り、明日のために早めの就寝につきました。(その間、大人たちは反省会という名目の親睦会を…)

というわけで、あっという間の一日目が過ぎました。(スキー合宿②へつづく)